県大演劇部+劇隊☆万元戸の演劇公演、「デキタテのデキゴコロ」(作・高島火星)を見に行った。
万元戸代表のU氏の演出というか台本選びは基本的に好きで毎回ほのかな期待を寄せつつ見に行くのだが、今回の台本選びは失敗のように感じた。ちょっと、大学生のする芝居じゃないぞと感じてしまった。ある多重人格症の少年の頭の中の話、ということで、少年に起きた不幸な事件が原因で生まれたいくつかの人格と、主人格である少年が、引きこもりもそろそろ3年になるけどどうすんのよ、みたいな話だったと思う。 主人公の引きこもりを演出家の自分自身の状況と重ね合わせ、学生生活を終えるということに対する感慨を表現したのかなぁと思ったんだけどちがってたらすいません。 なんというか…演出なんだろうけど、演技がみんな変だった。学芸会を見せられているようだった。わざとたどたどしくやってるというか…セリフのシュールさを出そうとしてるせいもあったり、(それもたいしておもしろいセリフじゃないんだけどね)かと思いきやボケとツッコミが成立してるセリフがあって、そこまでたどたどしくて、ただテンポが悪いだけみたいな。うむ。台本が悪い。 でも台本選んだのも彼なのだろうし、彼もわざとたどたどしい演技をしていたし、これが彼のやりたいことなのだろう。ん~。 あとなんかいろいろあるんだけど、とりあえず、この時期にクリスマスの設定というのはいかがなものか。せめてひなまつりとかにできないものか。 季節感って大事だと思うけどな~。季節感って言うほどのことでもないな、ここまで来ると。お客様のことを考えてないですよ。うちわの演劇人はそりゃあ借り物の台本を作り変えたりするのが難しいとかそういうことわかるけど、一般のお客様なんかは、「なぜにこの時期、クリスマス!?」って思うんじゃないかなぁ… 今日この芝居に400円払ったけど、俺はこの芝居のどこに400円払ったと思えば気が済むのだろう?ヒロインの女の子のスカートがひらひらしてるところに払ったことにすればよいのか… これはちょっと言いすぎかな…
by rolling_micchy
| 2005-03-08 01:28
| その日のこと
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